江田島道場

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7/16稽古(江田島市武道館)

カラスが鳴くから帰る。とはよく言ったものだ。夕暮れ時になると、カラスが帰ってくる。本当に帰っているかはわからないが、明らかに帰ってきているように見える。一羽また一羽と。動物が帰っていく姿を見ると、人間が解るのなら、人間たちがどこかに帰ってい...
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7/9稽古(江田島市武道館)

まだ七月の初めだというのに、なんだかややすでに暑さ疲れのような感覚を背負っているような気だるさがある。この夏を体調を崩さず乗り切れるか不安にはなるが、何も考えず、そう、あえて何も考えずにひたすらに毎日を過ごしていくしかない。  若い自分は、...
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7/2稽古(江田島市武道館)

梅雨がいつもよりも何週間も早く去ったことを聞いた。今年の夏はまた一段と厳しい夏になりそうだ。民主主義の限界という話を思い出す。民衆というのは長期的な視点をもって今実行すべき戦略を取るリーダーは選べない。そしてそのつけを払わされるのはいつも後...
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6/25稽古(江田島市武道館)

合気道はプラダクトアウトだ。現代社会に於いて、人に触れること、床に触れること、転がること、起き上がること、成人になるともちろんだが、学童たちに於いても、その機会はどんどん減っている。その影響は大きいように思う。技術の進化は大きく私たちの生活...
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6/18稽古(江田島市武道館)

大きな熱波が日本を包んで、被害者も出る状況だ。油断は大敵。汗をかく訓練と思って水分補給と休憩に気を遣いながら、稽古を進める。汗の量も半端なく、夏と冬とでは畳の滑り方も全く異なるため、技も難しくなる。その日その日のできで一喜一憂すると心を迷わ...
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6/11(江田島市武道館)

「面倒臭い」という言葉の意味があまりわからなくなったのは、自分の人生を捨てた時からな気がする。捨てるというと自暴自棄な感じがするが、決してそうではなく良い意味で諦められたという感覚だ。それはおそらく年齢によるものであり、自分が人生の半分を折...
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6/4稽古(江田島市武道館)

梅雨に向かう季節はどこへやら。雲ひとつない空の快晴だった。この島の快晴は何よりも価値がある。全てを忘れて快晴なんだ。どんな曇った心だろうと、透き通った青に染める快晴である気がしてくる。この青空の下で深呼吸をして、小さな悩み事に怯える自分を宇...
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5/28稽古(江田島市武道館)

合気道がなぜ楽しいか。それはよくわからない。そもそも合気道が何なのかも探求中であり、まだまだ初めて知ることもたくさんある。でも、始めた当初から私は楽しかった。手を取って稽古することも、言葉以外で相手を感じることも、色々な人と交流することも、...
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5/21稽古(江田島市武道館)

この蒸れる感覚が日本らしいといえば日本らしいのかもしれない。薄い空気を吸っても吸ってもスッキリしない感覚で、あれほどサウナが人気なのに、この蒸し暑さを歓迎しているムードはない。しかし心のどこかで、この蒸し暑さが私は好きだ。楽しい時間はすぐに...
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5/14稽古(江田島市武道館)

体調がすぐれない日もある。しかし合気道に来るとスッキリして帰ることができることが多い。指導をさせていただく中で、体調管理は当然の責任になった。私が体調を崩すとみんなの稽古時間を奪ってしまう。それはしたくない。いつも更なる高みへ、という気持ち...