夜遅くに着いた前日にもかかわらず朝4時には目が覚めた。時差ぼけなのか興奮なのか、まぁ両方だろう。朝8時半に先生と約束し、先生の部屋で朝食をいただいた。
先生との朝食後の会話もそこそこに今日はこの周辺の地域をご案内いただけるということで、カロリン先生の自転車をお借りして、自転車で街並みを拝見することになった。



しかし、結論から言うと、このドイツ旅行で一番良かったもの、それは「風景」だ。とにかく風景が素晴らしい。それを強く押し出して見せてくれたのは、前日まで雨続きだったと言われていた天候がこの日から終始1日も雨が降らない晴天だったことだ。春の息吹を日に日に感じることのできるこの季節だからこそ、日々花々が次々と咲いていく様子を見ることができる。


さて初日に案内していただいた遺跡はRömermuseum Villa urbanaという古代ローマの遺跡だ。
先生は考古学者であることもあり、ここで遺跡をいかにランニングコストをかけずに良い状態を保って保存していくのかを教えてくれた。修繕は最小限、遺跡の大きさなどを知れるものは残す。また常駐スタッフはいなくて良い構造にして人件費をおさえる。こういう取り組みがこの自治体にとって無理のない方法で歴史的価値を後世に残していくという持続可能な方法だと教えてもらった。

この辺りはその後も歴史的価値のある修道院があり、その建物をいかに残すかということで自治体が管理する形で、老人ホームや障害者支援事業、難民支援事業、公共スペースなどを併設する計画で現在も修繕作業をしていた。(Museum im Schloss Heitersheim周辺)




計画は10年20年ではなく30年40年私が感じた、ドイツと日本の違い。計画のスパンの長さ。日本では10年計画20年計画が基本だ。30年先なんてどうなっているかわからないと日本人は思っているだろう。しかしドイツの計画はその未来を作る計画がある。だから今少し我慢して目の前の利益に飛びつかない。今の日本にそれができるのか、考える必要がありそうだ。

先生のご自宅で昼食をいただいて、午後はフライブルク道場へ稽古へ。
昼食は先生のお手製、クリームソースパスタ。私はクリーウソースが好きなので先生が作ってくれるものが、ベジタリアンの肉なし生活とは思えないくらい満足感があった。豆腐文化も進化しているようで、タイフンという会社が京都の職人さんから習って作ったという豆腐はどれも美味しかった。そもそもドイツ人の味覚と日本人の味覚は似ているのか美味しいと感じるものは同じように感じた。
ちなみにそのタイフン豆腐の社長さんはもともとフライブルク道場の稽古生だったとのことで先生も嬉しそうだった。


フライブルク道場は自宅の最寄駅ハイタースハイムから15分程度の中心地フライブルク駅から徒歩で5分程度で行ける好立地の道場だ。合気道専用道場で日本では考えられない羨ましい環境だと思ったが、海外の方からすれば、スポーツセンターや中学校などい柔道場がある日本の方が羨ましい環境なのかもしれない。どちらにしても綺麗に見えたが、雨漏りやダニ埃対策など、どこにも現実は問題がつきものであるということだった。



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