
午前中にKinomichiを指導されているジン先生と稽古するため、フライブルクにでて所用を済ませて道場に向かった。街ではイラン戦争についてのデモに出会った。ほぼ日本を出国してからニュースを見ていなかった私はこのデモで戦争の開始を知った。

思ったよりも現金社会のドイツだ。日本が遅れていると思っていたキャッシュレス化は、ドイツも同じような感じでほっとした。現金が足りなくなってきたのでフライブルクの銀行で出金。先生の力を借りてどうにか現金を得た。
ジン先生の稽古を受けた。日本でのKinomichiについて私が勝手に作っていたイメージは呼吸とストレッチをすることだと思っていたが、ジン先生の手を取るとそこには不思議な「気」を感じる動作があった。無理にのばしているのではない、受けが出した気を使い取りが受けと一つになる感覚を作るイメージだ。ジン先生の言葉を借りると「取りが受けの中に入る」。私の受けが硬い動きをすると、何かが遮っていて、あなたの中に入れませんと指摘された。ストレッチをしていた私に相手とのつながりは感じられていなかった。Kinomichiの創始者野呂雅道先生という、動画でしか見たことのない、どう考えても常人を逸した、合気道の天才が、その先に何を伝えたかったのか。野呂先生ご自身も交通事故で体を悪くされてから、体を大切にする形を模索された後に行き着いたであろうKinomichiというかたち。そこに伝えられたものは「気」を感じることだったんだ。お互いの「気」を感じ、一つになる合気道から生まれたKinomichi。それはとても不思議な感覚の概念だった。御歳83歳になられるジン先生の気を出すバランスの取れた伸びる動きはとてもその歳を感じさせない動きだった。とても優しい方で不思議な包容力をもっている方だった。
一旦ウェルナー先生宅に戻り昼食をとった。

そろそろお土産を考えないといけないと購入したエコバッグ。エコバッグも可愛い、なんでも可愛いんだよなぁ。
昨日の反省を活かして電車の時間を確認して再度フライブルクにでて午後からも稽古をした。午前からしっかり稽古したにもかかわらず体のキシむような痛みは全くない。Kinomichiの不思議だ。伸びる動きや縮む動きは結構ハードであれほど体を温めるのに、後に痛みが全くない。この日の稽古を終え先生宅へ。

夕食はポテトとグリンピースのホワイトソース煮込み。グリンピースが春を感じさせ、日本で豆ご飯を食べた時の感動に似ている。春がきたと舌が脳に伝えている。1日稽古をした体に染み渡る先生のご飯。本当にありがたい。

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